日記
子どものお迎え時にスマホは電源オフに!
傘を叩く雨の音が激しくなるのを聞きながら歩道を歩いていると、夕方の保育園の窓辺で外をじっと眺めている子どもの姿に気づきました。
お外で遊べなくて恨めしく思っているのか、それとも雨が作り出す水たまりや水しぶきを面白いと思って見ているのか、何を考えているのかな、と思っていたら、ふと、「あめ、あめ、ふれ、ふれ、かあさんが蛇の目でお迎えうれしいな」と言う歌が頭に浮かびました。あの子も雨の中でのお迎えを待っているのでしょうか。
蛇の目傘なんて今ではほとんど聞かれなくなった言葉ですが、お母さんのお迎えがうれしい事は今も変わらないのだと思います。
園のお迎えではありませんが、私が3歳頃に熱を出して寝込んだときの話です。布団で寝ている私に向かって母はこれから外出して5時には戻ってくると言いました。母が出かけると私は枕元にあった時計の針を1時間進めた事を覚えています。時計の針が5時になったら母が来てくれる。それが待ち遠しくて時計の針を進めたのでした。アインシュタインも思いつかない時間と空間の捻じ曲げです。子どもには、親と会うのが待ち遠しくて仕方ない時があるのではと思います。
一昨年にフィンランドの保育園を訪問したときの話です。園の入り口の掲示(写真)に感心しました。このスマホに×マークをつけた掲示はこんなことを言っています。「電源を切りましょう。1日のうちで、最も大切なミーティングに備えましょう」。子供のお迎えを1日のうちで最も大切なミーティングと表現するのが素敵ですね。お迎えに来てくれた親との再会は、子どもにとってどれだけ大切な瞬間なのか、そんなことを想起させてくれます。フィンランドは世界幸福度ランキングで8年連続1位とのことですが、幸せはこんなところに気を配ることから得られるのかなと思っています。
自分が出来なかった反省と共に、慌ただしい毎日の中で、何を大切に過ごすべきか改めて考えた次第です。

