日記
2024-01-13 18:13:00
京都のほうれん草
寒い日が続きます。
鍋が恋しいですね。
北海道で生活していた頃は、ラムしゃぶ、というのが好物でした。
薄い冷凍のラム肉とほうれん草をしゃぶしゃぶするだけのいたって簡単なものです。
京都に移り住んでからはラム肉はあまり見かけず久しく食べていないので、時に恋しくなります。
ところで京都の八百屋さんで地物のほうれん草を見たときに、少し驚いたことがあります。
それは、ほうれん草が根っこ付きで売られていることです。
長ネギも根っこ付きで売られていることがあります。
もちろん、いずれも「食べるため」です。
ほうれん草の根っこは甘く、そのままお浸しに。
長ネギの根っこは軽く粉をして揚げるとおつまみに最適です。
ほうれん草はビート(砂糖ダイコン)と同じ仲間ですから、根っこが甘いのは当然ですね。
根っこのおいしさに気づき食べてきた京都人はたいしたものだと感心すると共に、
立派な根っこを誇らしげに見せるところに、生産者や流通業者、販売店の心意気を感じます。
根性という言葉があるくらい、根っこは大切ですからね。