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2024-10-11 09:37:00

ヘルシンキでの食育シンポジウムでは14か国の食育専門家を前に私たちが日本の保育園、幼稚園で実践している食育講座を、日本の代表的なうま味素材である昆布と削り節を使用して実演しながら解説させていただき、その後各国の専門家との有益な意見交換ができました。

さらにフィンランドのデイケア施設では3~5歳児を対象に3回、アイスランドの幼稚園では4,5歳児を対象に2回の実演を行いました。言葉は通じなくとも、それぞれの国の子どもたちが笑顔で講座を楽しんでくれました。もちろん中には見知らぬ外国人が持ち込む見知らぬ食材になかなか手が出せない子もいました。後で聞けばそれぞれのクラスに1割程度は配慮が必要な子がいるとのこと。そのあたりは日本とも似ています。アイスランドで驚いたのは、24人の1クラスに、アイスランド、米国、ロシア、ポーランド、アルゼンチン、ベトナム、中国、コートジボワールの8か国の子どもたちがいたことです。もう一つのクラスは、アイスランド、米国、ポルトガル、モロッコ、イラン、ハンガリーの6か国でした。近年の移民の急増を反映しているそうです。

最後にアイスランド大学で大学生や教員を対象にプレゼンを行いました。昼食時に食堂の一角を使って行ったため、多くの方々に日本の食育やうま味素材について関心を持っていただきました。